野球の変化球の投げ方・握り方バイブル

野球を、投手をやるうえで欠かせないのがピッチングの軸になる力強い『直球』と鋭い『変化球』。 このサイトは様々な変化球の投げ方変化球の握り方を紹介している、投手に向けた変化球バイブルサイトです。

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=== パームボール ===

パーム(palm)とは『手のひら』という意味の英語です。
そしてパームボールは手のひらで包むように握ることから、そう名付けられています。
パームボールは指で押し出すことなく投げるため、回転が少なくなります。
球速が遅く回転数も少ないため、変化量は非常に大きくなり、かなり山なりの軌道をとらないとキャッチャーまで届かないほどです。

パームボールの握り方

パームボールの投げ方

握り方は写真だけでは伝わりにくいのですが、両サイドを親指と小指で固定し、ボールの上部を人差し指ら3本の指の付け根で押さえています。
3本の指を完全にボールから離しているわけではないことに注意しましょう。
パームボールは変化球の中でもかなり特殊なリリースを必要とする部類に入ります。
ボールは転がすわけでもなく押し出すわけでもなく、ここ!というタイミングでスポン!と抜くようにします。
これには腕の振りとボールを押さえる指の絶妙なバランスが必要です。
リリースしたい瞬間に指の力を弱め、押さえる力が腕の振りの遠心力に負けてボールがスポンと抜けるイメージです。

代表的なプロ野球選手のパームボール

浅尾拓也 : あまり投げることはないが、フォーシームとの球速差で打者を惑わせるパームボール。
帆足和幸 : 決め球として使用されている綺麗な落ち方をするパームボール。

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